シーバスで使うラインの色について考察してみました。
ふと考えてみると、けっこう何気なくいつも選んでいるラインのカラーも色と釣果に因果関係はあるのかとか、
普段気にはなっていてもそれほどシーバスの釣果に対してラインの色が影響がするとは思ってもいないのが事実。
どんな色でも大丈夫だろうと!?
勝手に思い込んで値段の安いメジャーなものをずっと流用していたのですが、あえて今回は色の違いによる視認性や水中でのステルス性を比較しやすいように図にしてまとめてみました。
ラインを選ぶときの目安にしてもらえると嬉しいです。
各ラインメーカーの色が示すシーバスPEの目的と用途

シーバスでよく使うPEやフロロ(ベイト)で見ただけでも有名な名の知れたメーカーだけでも山ほど種類があり、そのカラーラインナップもさまざま。
ただ漠然と選んでいるようでも、お洒落を気に掛けるファッションじゃないので色だけでラインを選ぶことはほぼないと言っていいと思います。
色よりも大切なこだわり・・・
自分のように色は考えずにまずは大切な「価格」と「耐久性」(強度)や「操作性」で決めた後に、「そこにある色」などで選んでいる人がほとんどではないでしょうか。
色落ちが早い(塗装が薄い・剥げやすいなど)を感じるラインも中にはあるけど、ガイドに塗料が着いてしまうとか言う人もいるけど塗装が剥げたから使えなくなった。とか寿命がきたとは僕は判断しません。
要するにラインの色なんて、ほぼ視認性だけで釣果にはあまり影響がないと僕は思っています。
あとは、僕なんかのように見かけから入るタイプは、使っているリールなどとのバランスとか、見た目のアングラーの満足度というか所有欲を満たすようなものとか、そういったものも大なり小なり選ぶ時に影響します。
あくまでも僕の個人的意見はです(汗)
昼夜のどちらかの視認性(操作性)
タックルバランスの見た目
シーバスはラインカラー見てる!?
ぶっちゃけシーバスがいかに警戒心が強く賢い魚だったとしても、ラインの色を見てまで「このベイトはやめよ~」とか、「美味しそう~~」とは思わないどころか、
メーカーの商品開発とかブランディングの段階で勝手に色が選定されているだけで、ラインの色でルアーを選んだりはしていないと思うんです。
でも、もっとシーバス用のラインの色について詳しく掘り下げて考えてみることにしてみると、
各色には「なるほど!」と思う多少なりの意味がふたつ存在していたのでお伝えしたいと思います。
アングラーからの視認性と操作性でいうならこの色▼
視認性と操作性で選ぶラインカラー
夜の暗いうちに行くことが多いシーバスシーンではラインの視認性を高めるための色が選ばれることがあります。
また太陽光がアングラーの視界にも差し込んでくるデイゲームでは光の中でも見えやすい色がいい場合もあります。
考えてみるとラインが「今どの位置にいるのか」や、糸フケの状態とかいう情報は結構大事で視認性が良いものがいい。
あまり視力が良いほうではない僕とかにとって視認性やその後のラインの判断による操作性とか考えると、やっぱり色も重要なのかな?とも思います。
そこでシーバス用のラインでよく見る代表的な色で自分なりにまとめてみました。
ライムグリーン(蛍光)

超メジャー色!!
もっとも一般的で見かけることの多いカラーではないかと思います。これといってびっくりするような特徴もないけど視認性もいいので使いやすさはピカイチかも。
夜の視認性:★★★☆☆
昼の視認性:★★★☆☆
見た目の満足度:★★★☆☆

イエロー(蛍光)

中流域のリバーシバース~河口まで…
夜はもちろん、あまり太陽光がない曇り空時などに見えやすい気がしている。濁りがキツイ河川でもイケると思う。
夜の視認性:★★★★☆
昼の視認性:★★☆☆
見た目の満足度:★★★★☆
ピンク

昼夜問わず、視認性がバッチリ!
夜の暗闇でも昼間でも視認性が高く、なんといってもこの色は釣ってる本人のテンションがアゲアゲ↑↑↑になるという、さすが”ピンク”魅了する魔力があると思っています。
夜の視認性:★★★★☆
昼の視認性:★★★☆☆
見た目の満足度:★★★★☆
ホワイト

最近人気があるあの定番シーバスラインの色
夜の視認性には優れていると感じる白だけど、使っているうちに汚れが付着しやすいのが難点。
人気のヒミツは先に述べていたように、色だけなじゃない。
夜の視認性:★★★★☆
昼の視認性:★★☆☆☆
見た目の満足度:★★☆☆☆
視認性=ルアーの操作性に関しては繋がりがないとも言えなさそうです。
ラインの色を気にするとしたら、自分のよくいくフィールドの状況とか時間帯を、踏まえて選んでみるのもいいでしょう!
シーバスに対しての”ステルス能力”ならこの色
視認性とはまったくの逆で、今度は”隠す能力”
スレシーバスとかはラインにも警戒するとか…しないとか…。そんなことは全く気にしたことがない僕には未知の世界ですが
逆に興味がある人もいると思ったので、一応ここに記しておきます。
ダークグリーン(メロングリーン)

河川の水に馴染む!?
淡水に近い汽水域ではこのようなダークグリーンまでいかなくても濃い目のグリーンから、少し透過しているグリーンとかはブラックバスでもそのステルス性は実証済。
ただし夜や、日中晴天時には同化してしまいの視認性は良くないです。
ステルス性能:★★★☆☆
夜の視認性:★☆☆☆☆
昼の視認性:★★☆☆☆
ゴールド(ブロンズ)
ステルス性とステイタス性を併せ持つ
ブロンズというか、透き通ったゴールドとか、光っている茶色!?
言葉にすればするほどわかりずらいけど(汗)、このカラーはリールとのバランスで高級感が増しアングラーのステイタス性もアップしますよね。
ステルス性能::★★★★☆
夜の視認性:★★★☆☆
昼の視認性:★★☆☆☆

ブルー系

オフショアでの釣りで太いラインを見切られないために濃い青とか、黒がいいとは聞いたことがあるがボートシーバスとかでそこまで拘っている人は自分の周りにはいない。
水色なら使ったことはあるが、まじ日中は水面のゆらぐ光で見えないww
ステルス性能::★★★☆☆
夜の視認性:★★☆☆☆
昼の視認性:★☆☆☆☆

シーバス用ラインカラーのまとめ
いかがでしたか? 必要があるような、ないような・・・。へ~って納得のいくようなものもあったと思います。
ラインのカラーは僕的にはあまり重要度が高いと思わないので、結局は色は好みで選ぶその程度で気にしなくても良さそうな気がしています。
好みで選んで自己満足に浸り、釣行時のモチベイションも高次元で保てるラインの色がいちばん良いということにもなる。
自分が持っていてテンションが上がる色とか、趣味の世界なのでタックル見ているだけでも酔ってしまうような選び方でもいいのかなと思います!!
ただ、ほんと状況によって見えにくいもの(視認性が悪い)カラーとかもあるしデイゲームはこのラインカラーじゃキツイよなぁ…と思う時もあれば、ビッグベイトゲームとかそんなのどうでも良くて強度があればなんでもいいときもあります。
結局シーバスのラインカラーは、視認性や釣り方に重きを置くか、所有欲とか見た目を優先させるかなど、使うアングラーの満足度によって選ぶだけでいいという結論になりました(汗)