エギング用シンカーおすすめをご紹介します。
使うことで得られるメリットや、注意したほうがよいデメリットから、マスクタイプと顎リグなど外付けとの違いと使い分け方、状況に応じた重さの選び方など疑問を払拭するために徹底解説します。
エギング用シンカーのおすすめアイテムとともに、活用法をご覧ください。
エギング用シンカーとは
エギングで使う「エギング用シンカー」は、エギ（餌木）の重さや沈下スピードを調整するためのオモリです。本体だけでは水押しや沈みが足りない状況で、シンカーを付けることで狙いたい水深にエギをコントロールしやすくなります。
特にフォール重視や底付近を探るときには、エギの動きや沈下姿勢を有利にする役割を果たします。
エギング用シンカーのメリットとデメリット
メリット
エギング用シンカーを使うと、まずフォールスピードが安定しやすくなるため、イカのいる層へしっかりエギを届けやすくなります。
また、潮流や波がある状況でもエギが安定し、意図したレンジでのアプローチが可能になるため、釣果アップにつながることも多いです。さらに、状況に応じて重さや形状を変えることで、浅場から深場まで幅広く対応できる柔軟性もあります。
フォール速度がアップ
底取りしやすい
全レンジ探れるようになる
デメリット
だしエギング用シンカーには注意点もあります。装着によりエギの重心やバランスが崩れ、本来の自然な泳ぎやダートが損なわれ、逆にイカに違和感を与えてしまう可能性があります。
また、重さを増すことで沈下が速くなる反面、根掛かりのリスクが上がるため、岩場や障害物の多いポイントでは扱いに慎重さが求められます。さらに、エギによってはシンカーが適合しないこともあるため、事前に互換性を確認することが重要です。
エギ本来のアクションが崩れやすい
根掛かりのリスクが増える
互換性がないものもあるので注意
マスクタイプのシンカーと外付けシンカーの違い
「エギング用シンカー」には大きく分けて、エギの頭部に被せるマスクタイプ（仮面型）と、エギのアイやスナップに取り付ける外付けタイプ（ナス型など）の２種類があります。マスクタイプは、エギのヘッド形状を活かして重さを追加できるため、フォールの安定性や沈下速度を重視しやすく、深場攻略に適しています。
一方、外付けタイプは比較的軽めのおもりが多く、潮流が緩やかな浅場や軽い沈下を狙う場面、あるいは手軽にウェイト調整したいときに便利です。
それぞれの使い分け方
マスクタイプ
マスクタイプの「エギング用シンカー」は、深場や潮流の強いエリアでエギを速く・真っすぐ沈めたいときに有効です。特に専用設計エギと組み合わせることで、着底の速さや沈下姿勢の安定を保ちつつ、操作性も損ないにくいという利点があります。
外付けシンカー
外付けシンカーは軽めに調整できるので、浅場でのスローなフォールや潮が穏やかなとき、あるいは根掛かりが心配な場所での使用に向いています。重すぎず自然な動きを優先したい場合には特に使いやすいです。
深場・潮流が速い／底狙い → マスクタイプのシンカーでしっかり沈める
浅場・潮の流れ弱め／ナチュラルアクション狙い → 外付けシンカーで軽めに調整
根掛かり多発ポイント／障害物多め → 重すぎず動き重視の外付けシンカーを選ぶ
状況が頻繁に変わる／汎用的に使いたい → 手持ちのエギに応じて両タイプ使い分け
エギ用シンカーの重さの選び方
基本の目安は水深ｘ1g
ティップランなどディープエギングの場合、重さの選択の基本は【水深ｘ1g】とされています。水深50ｍの場所を例にすると、約50gの重さになるようにシンカーの重さを選ぶとバランスが良いと言われています。これが基本になります。
タフコンディションの場合
風が強い、潮の流速が速い、どうも底が取れないなど厳しい状況下では、エギが上手く着底ぜず流されてしまいレンジキープさえも曖昧になってしまう状況に遭遇することもあります。
そういった場合は、基本の重さから少しずつシンカーの重さを増やしていき調整します。
このようなタフコンディションの場合は、水深ｘ1.5～2倍くらいにしないと底取りできないときも多いです。
ここまで重さを加えると引き抵抗も増え、タックルへの負担も増えるのでそのあたりも考慮しましょう。
エギング用シンカーおすすめ（マスクタイプ）
手持ちのエギのヘッドにはめ込んで取り付けるマスクタイプのシンカーのおすすめのご紹介です。
ヤマシタ エギ王TRシンカー
ヤマシタのエギ王シリーズのK、サーチ、LIVEなどの専用マスクシンカー。風や底取りが難しいと感じた場合に、段階的に取り付けやすい初心者の方でもアタリも取りやすいです。
ウエイトラインナップ(g)：7，10，15，20，30，40，50，60
ダイワ 仮面シンカーⅡ
エメラルダスシリーズのダートやピーク、アモラスジョイントまで対応できるマスクシンカーは外観を損なうことなく、フォール速度をアップさせる優れもの！たったこれだけなのにソフト樹脂とタングステンを合わせた素材でフィット感も抜群！
ウエイトラインナップ(g)：1，1.5，2，3，5，7、10，15，20
ダイワ 仮面シンカーボート3
エメラルダスのボートエギ用のシンカー。沖合の速い潮流のなかでも水切れの良いヘッド形状で引き抵抗を抑える本体がコンパクトな設計になっています。”目”でもアピールする3Ｄ目玉もあって凄い拘りを感じます！
ウエイトラインナップ(g)：7，10，15，20，25，30，40
デュエル パタパタシンカー
デュエルのイージーQやアオリーQがディープエギに早変わり！後付けとはいえ専用なのでバランスを崩さないセンターバランス設計になっているのはさすがです！
ウエイトラインナップ(g)：10，15，20，25，30，35，40，50
デュエル クイック TRシンカー
デュエルのエビQ TRなどエギ専用シンカー。専用のゴムバンドが付属していてズレにくくなっています。
ウエイトラインナップ(g)：10，15，20，30，40
クレイジーオーシャン オーシャンシンカーV
クレイジーオーシャンのエギはもちろん、そのほかにも名の知れた人気のエギ5種類にも対応ができる、汎用性の高さも特筆されるべき点です。
ウエイトラインナップ(g)：7，10，15，20，30，40，50，60
バレーヒル ブリットシンカー
バレーヒルのティップラン用エギスクイッドシーカー専用のブリットシンカー。シンプルなでざいんだけど、別売りのシンカーバンドとセットにすることでしっかり固定も出来ます。
ウエイトラインナップ(g)：10，15，20，30，40，50
メジャークラフト 餌木蔵 TRシンカー
同社の人気エギ餌木蔵に取り付けることで、様々なタイプのエギがティップランなどディープように早変わりする専用シンカーです。
ポチップ
ウエイトラインナップ(g)：10，15，20，25，30，35，40
ジャッカル ゲキダキTRシンカー
ジャッカル ゲキダキTR用の専用シンカー。スナップなど取り付けやすいアイの開口部が広いことでローテーションのしやすさも助かります。
ポチップ
ウエイトラインナップ(g)：10，20，25，30，40，50
フィッシュリーグ TR アップウエイト
フィッシュリーグ(マルキュー)のエギリーやダートマックスTRに取り付け可能な専用シンカー
ウエイトラインナップ(g)：30，40
釣研 エギスタ TR シンカー
釣研のエギスタのエギ用のシンカー。3.5号に着けると最大で80gにすることも可能。
ウエイトラインナップ(g)：10，20，30，40，50
キザクラ エギボー マスクドシンカー
専用のシンカーが販売されていないエギにも、かなりの確率で適応できる汎用性の高いマスクシンカーで、重さのラインナップも豊富なところもグッド！適応するエギは公式HPで確認してください
ウエイトラインナップ(g)：7，10，15，20，25，30，40，50，60，80，100
エギング用シンカーおすすめ（外付けタイプ）
こちらは専用のマスクタイプシンカーがない場合や、もっと素早くエギの顎(フロントアイ)に装着して使うシンカーのおすすめです。
ダイワ アゴリグシンカー3
エギの顎に取り付けるシンカーといえばこれ。進化した3。エギ自体に装着することも可能ですがラインに通して(エギを下にして)フリーリグのようにしても使えます。
ウエイトラインナップ(g)：1，1.5，2，3，5，7，10，15
第一精工 エギタス
名前の通りエギにカチッとはめ込んで足すだけ！重さのラインナップが少ないけど即興でディープにしたいときにはもってこいです。
ウエイトラインナップ(g)：10，20，30
ナカジマ ヘッドシンカー
幅広い1g～重さのラインナップが揃っていて、マスクシンカーを取り付けた後の”後もう少し”にも対応ができるタイプです。
ウエイトラインナップ(g)：1，1.5，2，3，4，5，6，8，10，15，20
バリバス TGグレネードシンカー クイックチェンジャー
元々バス釣りルアー用に出た取り付け簡単シンカーなので1/32～3/4ozとオンス単位でのラインナップとなっており、他にない重さがありあと1g軽ければ、重ければみたいなときにピッタリ！
ポチップ
ウエイトラインナップ(g)：0.9，1.2，1.8，2.5，3.5，5，7，10，14，21
シンカー取り付けの注意点
シンカーで重くするとフォールは速くなるけど、エギのアクション（シャクリ時のレスポンス）が変わるので、意識して小まめに動きを確認しましょう。
シンカーの固定が甘いと海中でズレや落下のリスクがあるため、メーカー推奨の装着方法やゴムの締め付けを守ることは必須です。
水深や、遊漁の場合など船長からの指示など仕方ないときもあるのですが、重さを追加するとキャストは飛びやすい反面、シャクリ負荷が増えて疲れやすくなるため、一気に増やそうとしないで自分のタックルや体力に合わせて段階的に試すことが得策です。
シンカーを使用する場合はタックルにも注意！
エギは単純にシンカーを追加すれば、潜航深度もフォールスピードも調整できますが、特にロッドはルアーの耐えられる許容重量を超えてしまうと、破損にもつながるため事前にチェックが必要です。
ロッド
ディープ狙いでは、底を感知しやすく、なおかつ適度なバットパワーがあるロッドが望ましいです。目安としてはおかっぱりの場合長さは8.6ft前後～9ft程度の長めのレングスで、やや張りのあるモデル（ML～Mパワー～M/H寄り）を使うアングラーが多く、3.5号～4号のエギ操作に耐えられるバットパワーがあると安心です。
長めのロッドは飛距離とレンジ操作の幅が出ますが、取り回しと疲労も考慮しましょう。
リール
スピニングリールは巻取り速度（ギア比）とドラグ性能が大事です。ディープでは糸ふけを素早く回収してフォール感を出したり、ボート流しでの速潮に対応するために2500～3000番台で剛性感のあるモデルを選ぶのが一般的。
高いドラグ性能は大型を取り込む際の安心感につながります。近年の実釣記事では「軽量で巻き心地の良い2500番台＋強めドラグ」を推す例が多いです。
ライン
ラインはPEライン（0.4～0.8号程度）＋リーダー（フロロ3～6号）の組み合わせが主流です。
潮流の速いディープではPEの感度と抵抗の少なさがボトム感知や微妙なバイトの取りやすさに効きます。
リーダー長はポイントや水深に応じて変えますが、深場ではある程度の長さを取って衝撃吸収を確保するアプローチが多いです。潮流が強い時は太めのリーダーと強めの結束を心
がけましょう。
一つのエギでオールラウンドに対応し釣果を身近に！
エギング用シンカーを使い分ければ、同じエギでも潮の流れ、水深、地形、風など異なる状況に柔軟に対応できます。
例えば軽めのシンカーでゆっくりフォールさせたり、重めで底を狙ったりと、状況に応じたレンジ操作が可能です。そ
の結果、釣れにくかったポイントや条件でもアプローチしやすくなり、釣果が身近になる可能性も高まります。「エギング用シンカー」をうまく活用して、一つのエギをオールラウンドに使いこなすことで釣りの幅が広がるでしょう。
