食べて美味しい白身魚が釣れたら試してほしい白身魚のオニオンチーズパイのつくり方のご案内です。
いつもと違う小洒落た雰囲気が楽しめるので、少し時間の空いた休日などに試してほしい魚料理です。
オーブンで焼いてる間にサッとつくるブロッコリーの付け合わせのレシピもご紹介します。
この料理に合うお魚の種類
パイで包んで中のみは蒸し焼き状態になるので、しっとりとした身質で、チーズとも相性の良い白身魚系がこの料理によく合います。同じ白身でも火を通すと
ほぼ蒸し焼きに近くなるので青臭くなってしまう青魚や、生臭くなりがちな磯魚(チヌやグレ)などは避けた方がいいでしょう。
真鯛
ヒラメ・シタビラメ
カレイ
スズキ
鮭やトラウト類
今回はスズキを用いました。
材料の用意
事前に材料を確認しておきましょう。
【2人前】
白身魚の切り身 80gx2
塩・こしょう 少々
玉ねぎ 1/4 (約80g)
無塩バター 10g
粗挽ブラックペッパー 少々
グリエールチーズ 20gx2
冷凍パイシート 2枚
薄力粉 適量
●ドリュール(つや出し)
卵黄 1個分
水 大さじ1
●ガルニチュール(つけあわせ)
ブロッコリー 1/6
オリーブ油 大さじ1
アンチョビペースト 少々
このとき使うチーズは一般的なミックスチーズでも、プロセスチーズでも代用できますが、お魚と同時にチーズも一緒に味わいたいので、角切りにできる塊のもので美味しいチーズを選びましょう。
僕はパルメザンのような濃厚なコクと、それでいてチェダーのようにクセがなくクリーミーな味わいのグリエールチーズを選びました。
白身魚のオニオンチーズパイのつくり方

まずは玉ねぎをみじん切りにして、フライパンにバターを敷き、粗挽ブラックペッパーを振りかけ炒めます。
このとき炒めすぎずに、しんなりして半透明になるくらいで止めるのが目安です。飴色になるまで炒める必要はありません。
火が通ったらバットなどに広げて冷ましておきます。
魚の下準備

切り身をチーズと玉ねぎなど具材を包みこめるように広げます。骨をすべて取り除き真ん中から切り込みを入れて観音開きにして広げていきます。

一度に包丁を入れて開こうとせず、何度かにわけて5ミリ程度の厚さになるように広げていきます。途中で切れてしまってもあとで包む際に覆うように、繋げていけばいいので気にしなくていいです。
広げたら身に軽く塩・こしょうをして下味をつけておきます。
具材を詰める

2cm角くらいの棒状にカットしたグリエールチーズを乗せて、バターで炒めた玉ねぎを乗せて白身で包み込んでいきます。

…僕は切り身を用意する際に残った、端くれの身も勿体なく感じたので一緒にしたらかなり太めの見た目になってしまいましたが(汗)、こんな感じでOKです。
要はチーズと玉ねぎが魚の身で覆い隠れていればいいです。
パイシートを広げ包む

キッチンの台やテーブルなどを消毒して場所を確保して、薄力粉を台の上に振って解凍しておいた冷凍パイシートを置き麺棒等で伸ばしていきます。
おおよそ25cm角くらいにまで、厚さが2,3ミリ程度までなったら真ん中に魚を置いて包みます。


余った生地はカットしてもいいですし、僕はそのまま下へ折り畳んでみました。僕の場合魚の身が多すぎてかなりのボリューム感出てますww
つや出しを塗る

オーブンに入れられる天板にオーブンシートを敷き、その上に並べたらフレンチでドリュールと呼ばれる(つや出し用卵液)を用意して、刷毛を使ってパイ包みの表面に塗っていきます。
この間にオーブンを200℃に温めておきましょう。
オーブンで焼く

200℃に熱しておいたオーブンに入れて15分間、まずは表面を焼き固めていきます。15分後に今度は180℃に設定して30分じっくり焼いていきます。
このオーブンにかける時間は、家庭用のオーブンですから、ものによって火入れの時間が異なります。20分ほどで済むものもあれば、40分くらいかかるものもあると思います。焼き目の付き具合と、金串を中心に刺して中の温度で焼き具合を確認して、時間を調整してください。
付け合せを用意する

ブロッコリーを食べやすい大きさに切り、フライパンにオリーブ油を敷き炒めます。ある程度火が通ったらアンチョビペーストをお好みの量入れて、ブロッコリーに馴染ませたら出来上がりです。
火が通るまでに焦げ目がつかないようにしたい場合は、一度先にレンジにかけて6割程度火入れしてから炒めると色鮮やかに仕上ります。
お皿に付け合わせと盛りつけ完成!

焼けたら、付け合わせのブロッコリーとともにお皿に盛りつけ供します。ちょっと小洒落た魚料理の完成です。少しいつもと気分を変えて、背伸びしてシャンパンや白ワインとともにどうぞ!
