シマノミラベルのリールをインプレ!出た当初から気になっていたものを重い腰を上げてようやく購入。
購入金額1万円前半でどれほどの性能を発揮してくてるのか特徴と実釣による率直なインプレをもとに
シマノミラベルに適していると思われるおすすめのリールの番手もご紹介します。
ミラベルとはこんなリール

シマノのリールには大きく分けて2つのタイプに分類されています。フラッグシップであるステラを筆頭にし、高い剛性と滑らかな巻き心地を追求した金属製ボディの「コアソリッドシリーズ」と、ヴァンキッシュを最上位とする、軽量化と繊細な操作性などに重きを置いた「マグナムライト(MGL)シリーズ」に分けられます。
ミラベルは後者の「マグナムライト(MGL)シリーズ」に属し、シマノ独自の強化カーボン素材Ci4+を随所に用いることで軽量化を図りながら丈夫さを追求したリールになっています。ミラベルは現在この「マグナムライト(MGL)シリーズ」のシリーズ中いちばん価格が抑えられたエントリーモデルになっています。
「マグナムライト(MGL)シリーズ」に属するものはヴァンキッシュのほか、ツインパワーのXD、ヴァンフォード、エクスセンスXRなどがこれに当たります。そう聞くとイメージしやすいのではないでしょうか。
22ミラベルインプレ
C2000SHGインプレ
数あるラインナップの中から筆者が選んだのはC2000SHG。
C2000Sと迷ったのですがHG=ハイギアといわれていても2000番サイズなら最大巻取り長79cmとそこまででもないかなと…
けっこう安易に選びましたww
率直な感想は・・・。以外にも手ごたえ十分でした。
見た目

カラーはネイビー!?、濃いめの紺色ですね。
曇り空とか照明のうすいところで見ると黒っぽくも見え、
これくらいの価格帯の廉価版リールに多い、ところどころに赤や青が入ったものではなくスタンダードな見た目で
どんなロッドでも合わせやすいい外観になっていると思います。
このあたりを考えてシマノが作ったかどうかはわかりませんが汎用性が高く、見た目の好みに左右されないものはどんな釣り種におていも使いやすいです。
スプールの特有の彫りの形はナスキーを連想させます。
廉価版の中で軽さはピカイチ☆彡

この22ミラベルを箱から出して手に取った際にいちばん驚いたのは軽さでした。
噂通りの軽さですね!
軽さを売りにしているリールはシマノやダイワにもたくさんあるわけですが、
1万円台で購入できるグレードのリールはどれも重たい印象がありました。
そんなイメージも過去のものとして置き去りにしてしまったこの軽さはちょっと驚きでした。
どんな釣りするのかにもよるので、軽さだけがクローズアップされるのは違うと思うけど、
「この値段でリールに軽さを求める」なら、ミラベルはありかなと!
ほかの上位機種と比べると、軽さを売りにしているヴァンキッシュなどよりはさずがに重たいので価格を考えると必要十分だという程度だと受けとめてもらえるとよいかと思います。
以前ライトソルト用に所有してたダイワのルビアスのFC(フィネスカスタム)の2000Sと比較すると比べ物にならないくらい軽いです。
巻き心地

今回手にした番手が2000SHGだっらからなのか!?
最初にハンドルを握って回した時の感触は、ゴリ感さえ感じなかったものの、少し重たく感じましたね。
ローギアモデルを選んでいたら少しは違ってくるかもしれません。
それとシマノのリールは、上位機種のステラなんか特に新品購入した当初はリーリングが重たく感じるんですけど、使っている間に徐々に馴染んでくる感じなので、これももう少し使っているうちにもっと良くなる可能性はあります。
…けどベアリングの数も少ない廉価モデルなのであまりそこは期待しないほうがいいですね。
2ピースのベール

話題になると必ずツッコミが入るこのベール。
もう1ピース構造のベールが主流になりつつある昨今で2ピースを使うことのメリットは性能面ではほぼゼロに等しいかとおもいますが、
ただ22ミラベルのように安いリールの価格を抑える手段として仕方なく2ピースになってしまっていると思われるので、これはこれで十分でないかと、筆者は思います。
このクラスの同じ番手もいくつか使ってきましたけどこのベールが2ピースだったからといって
トラブルになったことなんて今まで一度もありません。
剛性感

ギアにはHAGANEギアが使われていますがボディの一部は、半プラなどと比喩されることもあるシマノ独自の強化カーボン繊維Ci4+が採用されています。
批判する人たちによれば、結局はプラだから金属製よりは剛性感が怠るというのが意見です。
けど僕は、これまでにもシーバス用のエクスセンスやツインパワーXDなどCi4素材のリールを使った経験の中から言うと、軽さと相反する剛性に疑問を持ったことは一度も無いです。、
今回使ったような2000番クラスだと、少し重たいルアーを巻いてくるとや魚が掛かったときに、感じる余力の足りなさは少なからず感じましたけど、番手と価格帯とかエントリーモデルとしてみれば必要十分だと感じました。
この22ミラベルはまだ使い始めて間もないので耐久性とかはまだわかりませんが、このあたりは、どこまで期待するのかという度合いにもよると思うので同じ価格帯のリールで考えると遜色ない…というか優秀だと思います。。
飛距離はフツー

飛距離に影響するといわれているスプールの糸巻き部分の高さがある
ロングストロークスプールを採用しているので「飛ぶ」と言いたいところですが…
そこまでこの22ミラベルだから飛距離が伸びたという印象は薄く飛んでいないとは思わないけどフツーかなと思います。また番手が違えば印象はまったく異なるものになることも予想されます。
どちらかというとロッドの性能に左右されるのかなと思います。
6.10フィートのロッドで1.5gのジグヘッド+ワームで平均22メートル。
5gの小さいミノーで25メートル~32メートルまで飛んだので、2000番クラスを使う釣りでは必要十分です。
ドラグは…

ドラグは正直言ってあまりおすすめできませんね。パワーが物足りない感じがしますね。
今回使ったものがC2000SHGの2000番クラスだったからか、それ以外の番手を調べらていないのでわかりませんが
不意の大物が掛かった際はもちろん、根掛かりでさえも、このドラグだと弱すぎて外せない!!www
う~ん、率直にこれは釣り種を選ぶかもしれませんね。
22ミラベルのおすすめの番手
22ミラベルの特徴とインプレを読んでいただいたうえで、ミラベルに適した釣りの種類とおすすめの適した釣り種とその理由と”買い!”の番手をご紹介します。
ざっくり22ミラベルの性能を生かすことができる釣り種は…
●軽さを生かし渓流、管釣り、アジングなど
●秋の新子イカシーズンのエギング
●ぎりぎりチニングにもイケるか…
シマノ 22ミラベル C2000S
この軽さを生かして、小さくて軽いルアーを使い釣りをする
小型スプーンやミノーを多用する渓流、管釣り、ジグ単を使うアジングなどが一番適していると思います。
1000番でもいいですが、それだと汎用性という面で範囲が狭まってしまうのでC2000からがおすすめです。
シマノ 22ミラベル C2000SHG
C2000Sと同じ理由ですが、こちらはハイギアです。
ハイギアのメリットは何といっても速巻きがしやすいこと、ラインスラックを素早くとれる、
ファイト中に寄せやすいなどがあげられます。
これも好みとかありまうすから、主観的ではありますが
個人的にフロロやエステルラインでジグ単ならC2000S。PEでミノーなどプラグ使うならC2000SHGがおすすめです。
シマノ 22ミラベル 2500SHG
そのほかに、スピニングを使った軽量リグ、小型プラグのフィネスなバス釣りや、
子イカ狙いの秋のエギングなどに2500SHGがおすすめ
シャクってシャクッてアピールする秋エギングにはこの軽さは感度と、アングラーの疲労軽減と両方が生きてくると思います。
あと強いて言うならぎりぎりチニングかなと、春エギングでおすすめしにあ理由と同じく
30センチクラスまでのチニングならばいけそうですが、ドラグが弱いので年なしクラス狙うのならほかのリールにしたほうがよさそうな気がします。自己判断でお願いします。
その他の釣りならば○○○
剛性とドラグなどを考えると
22ミラベルはシーバス、フラットフィッシュ、春エギング、ショアジギには不向きかなという気がします。
同じくらいの価格帯で上記の釣り種で選ぶとすれば、ミラベルとは対極にある25アルテグラがおすすめです!
アルテグラは冒頭でお伝えしたシマノのステラ、ツインパ(XDではない)、ストラディックなどと同じ剛性重視の金属ボディ「コアソリッドシリーズ」に属していて、ミラベルと同じくらいの価格帯のエントリーモデルです。
同じ価格帯で選ぶ院であればアルテグラのほうが剛性感、ドラグパワーなどにおいて優れています。
僕ならば、この価格帯で選ぶことを前提にするならば上記の釣りするときはアルテグラにします。
シマノ 25アルテグラ C3000HG
シマノ22ミラベルリール総評
コスパは高得点!性能は釣り種次第!
シマノ22ミラベルはいちばん大きい番手のC5000XGでも実質売価1万円台前半という驚きの価格で
このクラスのリールではこれまでありえなかった軽量化が施されているのでハイコストパフォーマーであることは疑いの余地がありません。
ドラグや飛距離、剛性面では多少ツッコミどころもいくつか感じましたが、それもこの安い価格帯の同一機種と考えると値段相応で、決して怠っているわけではありません。
基本的な性能は備えており、使う釣り種さえ間違わなければよいリールだと思います。
上記でおすすめしたような番手と釣り種のようにライトな釣りならば、
これから釣りをはじめる初心者の最初の1台や、中級者以上の予備機としておすすめできるリールです