ツインパワーXDが25へモデルチェンジ!歴代旧作から辿る追加変更点とその進化

シマノのツインパワーXDが「25ツインパワーXD」としてモデルチェンジされました!

初代XDから使い続けてきた僕が待ちに待った待望の新作。

これまでに辿ってきたXDの誕生からその歴史とずっと進化し続けてきた変更点を一緒に見ていきましょう。

シマノ ツインパワーXDとは

ツインパワーとツインパワーXDの違い

はじめてのツインパワーXD
初代ツインパワーXD。

シマノが開発・販売する「ツインパワーXD」は、2025年にモデルチェンジを果たし、シリーズ3作目となる注目のリールです。昨年には兄弟モデルである「ツインパワー」の新型が発売されたため、ファンの間では「今年あたり、XDも新しく生まれ変わるのでは?」と期待されていました。

そしてその予想通り、新たな姿で2025年にお目見えしたのが「25ツインパワーXD」です。

ツインパワーシリーズの中心となる「ツインパワー」は、シマノのリールの中核を担い、長年にわたり「高剛性」と「パワー」を象徴するモデルとして支持されてきました。その特性を持つシリーズに新たに加わったのがツインパワーXDでした。

長きにわたりシマノのリールの中核を担ってきたツインパワーは、高剛性とパワーを武器に、その名を釣り人たちの間で広めてきました。このシリーズのフラッグシップであるステラに次ぐコアソリッドシリーズとして、滑らかな巻き心地と高い剛性を誇ります。

一方で、ツインパワーXDは、ツインパワーの力強さと剛性を引き継ぎながらも、新しい素材や設計思想を取り入れた機種で、軽量化を図りながら繊細なアプローチが可能な操作性を意識したヴァンキッシュを代表とするマグナムライトシリーズに位置づけられます。

ツインパワーの力強さと剛性を引き継ぎながらも、新しい素材や設計思想を取り入れたモデルです。たとえば、一部の金属部品を**Ci4+**といった革新的な軽量素材に置き換えることで、驚異的な軽量化と感度の良さを実現しています。これにより、従来のパワフルな性能を保ちながらも、より繊細なアプローチが可能となってるのがツインパワーXDとなります。

簡潔にまとめると、ツインパワーは「質実剛健」を体現したパワフルなリールであり、ツインパワーXDは「外柔内剛タイプ」、つまり力強さと繊細さを兼ね備えたモデルと表現できます。

初代XDから旧モデルの歴史を辿る

初代17ツインパワーXD
初代17ツインパワーXD。パワーと剛性に評価の高かったツインパワーシリーズであったため軽量化と繊細を手にしたXDが登場した当初は「半プラ」などと比喩されこともありました。

ツインパワーXDがはじめて世にお披露目された起源は2017年まで遡ります。僕がはじめてXDを手にしたのもその頃。当時僕はおショアで今でいうブレードジギングをはじめた頃と重なり自分に見合ったちょうどよいリールを探していた時期でした。

レンタルしてツインパワーやツインパのSWなどを使っていましたが率直に感じていたのは「重い…」でした。

防水性能や青物など大型魚を狩るためのパワーを備えたリールはこんな感じなのかと思いながらも身体が小さく非力な自分にもっと合うリールはないものかと感じていたところに突如として現れたのがツインパワーXDです☆彡

力強さもありながら軽量化を施されたXDは僕にとって非常に魅力的に映ったので即買いします。

ただこのボディや内部構造の一部にCi4+の軽い素材を使った本来のパワーと剛性重視のツインパワーと一線を画すXDについて批判も多くありました。

歴史が変わる瞬間というものは、いつの時代も周りは批判をしたがりますから、そうした批評があったことさえもあとになってみればそれだけ革新的なものでゲームチャンジャーだったことを意味していたのでしょう。

21ツインパワーXD
こちらは2世代目となる21ツインパワーXD。愛好家の僕はすぐに買い替え友人にもすすめました。

先にお話ししたように僕がブレードジギングをはじめたころで、ブレードジギングなんていう言葉も存在していない時代、ライトジギングが流行りはじめた頃でしたから、

今や100g以下のジグを使い青物までを狙うライトジギングはもはやジギングの中でも圧倒的にユーザーが多いカテゴリにまで広がっています。

パワー感だけに偏らず軽量化と繊細も同時に扱えるモデルとして開発されたツインパワーXDは現在25で三世代目です。当初の批判をよそに必要とするアングラーが増えていることを意味しています。

それを当初から見越していたシマノはほんと凄いなぁと感心してしまいます。

第3世代!25ツインパワーXDの進化

25ツインパワーXD

 

インフィニティクロス

前作21のマイクロモジュールギアⅡからさらに進化を遂げたインフィニティクロスが採用されています。

シマノ独自のギア歯面の設計や製造技術により、ドライブギアとピニオンギアの噛み合う接地面積を拡げることに成功しており、これによってギアの歯面にかかる負荷をより広範囲に分散させることが可能で、1カ所に集中してダメージを受けるのを防ぐことができるようになったためギアの嚙み合わせと剛性が増しています。

 

インフィニティドライブ

こちらも21のX-SHIPやサイレントドライブを一段とブラッシュアップされたインフィニティドライブが標準装備されています。

メインシャフトに特殊表面処理を施すなどしてメインシャフトの抵抗が大幅に軽減されているため回転トルクも低減され、高い負荷が掛ったときでもパワフルな巻き上げが可能になっています。

 

インフィニティループ

21の頃にあったロングストロークスプールから22ステラにも採用されていたあの密巻き使用のインフィニティループが採用されています。

ラインをスプールに密に巻き付けることで、ラインの放出抵抗を低減する技術で、これによってラインの送り出しがスムーズになり、気持ちよいキャストフィールが得られます。

 

新しくなったXプロテクト

これまでの防水機能に加え、細かなラインローラーへの水の浸透を防ぎ、素早く輩出する技術が追加されています。

 

アンチツイストフィン

ラインのたるみを抑制したり、ライントラブルを低減してくれる機能。

これももうシマノのスピニングリールではあたりまえのようにエントリーモデルにまで搭載されるようになった優れた機能になりつつあります。

25ツインパワーXDの発売開始時期

現在25ツインパワーXDは一応、予約注文がはじまっています。

発売時期は今年の3月ほどということになっていますが、例年でいうとシマノのリールほど人気のあるものは出荷台数と注文個数に差があるため遅くなることも多いです。

本当に購入を検討されているのであれば、速めに予約しておくのが得策です。

大型魚を繊細なアプローチで使うならツインパワーXD

リールにもパワーを必要とするジギングでもライトジギングやショアキャスティングなどでは使うルアーは重たく大きなジグやサイズの大きいシンペンばかりではありません。

ショア青物やヒラスズキの場合だと12,3センチクラスのシンペンやミノーを使うことも珍しくありません。

そういったルアーの場合繊細な手感度と操作性を有したリールが求められます。けど釣れる魚は大型で荒れ狂う波の中からランディングしないといけないとしたら・・・。

パワーも当然必要ですよね。リール本体のパワーも備えたままマグナムライトローターによりリーリング中の感度が増した繊細なやり取りもできるようになったXDは今の時代使える場所は無限に広がっています。

25ツインパワーXDについて今年のフィッシングショーの動画の中でプロアングラーの松岡さんがヒラスズキのときはXDをt買う機会の方が多いと言われてました。

タイトルとURLをコピーしました