ジャッカルから発売されているライザーベイト008のインプレです。
ただ巻きだけで水面を水しぶき上げながらクネクネ動いてくれるほかに類をみない唯一無二のルアーなのに
釣れないと言ってる人も結構いて寂しいのでw
基本スペックから釣れる使い方をお伝えしたいと思います。
ジャカルのライザーベイトとは
ジャッカルの「ライザーベイト008」は、主にシーバスをターゲットとしたトップウォータールアーです。
特筆すべき最大の点はこれまでに見たことのないライザーリップと呼ばれる特殊な形状のリップで、
これは本来のプラグルアーに着けられた潜航させるためのものではなく水面に急浮上=浮かせるためのリップを搭載し、キャスト後に水面で小魚がパニック状態で逃げ惑うような動きを再現します。
この動きは、水面を意識するシーバスだけでなく、青物やサゴシなど幅広い魚種に有効です。
トップウォーターのルアーといえばペンシルやポッパーなどどうしても難しいアクションや扱いに慣れが必要なイメージが強く
釣り初心者の方にとっては手出ししにくい感じがあります。
けれどこのライザーベイトは初心者にも扱いやすい設計で、一定のスピードで巻くだけで水面をバシャバシャと水をはじくように
蛇行アクションを発生してくれます!
河川や港湾部、さらには磯場など、多彩なフィールドで活用できるこのルアーは、経験を問わず多くのアングラーに扱いやすいルアーと言うことができます。
ライザーベイト008のスペック
全長80mmというコンパクトな設計ながらウエイト21.7gとシーバスルアーでもミドルサイズの重さがあってシンペンやジグ並みに非常に優れた飛距離性能を備えています。
フックはSP-MHの#6が2本セットされています。
加えて、カラーラインナップも豊富で、14種類設定されていて(2024.11月現在)
中にはこれまでの人気のカラーにジャッカルらしいアレンジを施したシュガースポットチャートやビタミンチャートなど遊び心も入った特有のカラーから
シーバスや青物などソルトウォーターの世界で安定の人気を誇るイワシやイナッコカラーにアングラーの視認性をプラスしたものなど状況やターゲットに応じた選択が可能です。
元はバス釣り用から生まれたルアーなのでそれっぽい=ソルトではあまり見ないルアーも含まれています。
派生型も多数
今回はライザーベイト008のインプレですがこのほかにもチヌゲームに最適なサイズ感の006や
メバリングやメッキなどライトゲーム用の004からさらにはショア青物キャスティング用の015Pなどの派生モデルもたくさん出ていますので
ご自身のタックルやターゲット魚種合わせて選ぶことが可能です。
ライザーベイト008インプレ
ここからは実際に自分が釣りで試した感想をお届けします。
僕は008と同時に006も使っているため、どちらの感想も含まれます。
飛距離
ファーストインプレッションでキャスト後にとっさに感じたのはこの飛距離。
ロッドを構えた時点で、「これは飛ぶな」と思えるしなりと手元で重さを感じ取れるほどです。
独特の金属製リップはあまり気にならずコンパクトなのに重さがある分シンペン並みにカっ飛びます!!
ただ巻きでOK
アクションをつける必要はまったくありません。
変にジャークしたりしても無駄な動作を増やしてしまうだけでいいことはありません。
むしろホントにこの性能を生かすためにはただ巻きに特化したほうがいいです!
水面でバチャバチャアクション
リップに下から水を受けて浮上!?しているのですかね?
なのでリーリング止めると沈みます…。
どういう構造になっているのか本当のところはわかりませんが、何もロッド上げ下げしたり手元でアクションを入れてやらなくても蛇行しながら水面をバチャバチャと音を立てながらアピールしてくれます。
ロッドは選ぶ…
少しライザーベイトは008にしても006にしてもロッドのタイプは選びます。
決して残念だったというわけではないのですが、ラインに結んでいざロッドを持っただけで
キャスト可能なルアーの重さが許容範囲内だとしてもMLタイプのロッドでは若干先重り感を感じました。
M以上…MHクラスのロッドが適しているように思いました。
ライザーベイト008で青物
青物用に特化された015P、ビッグバッカーライザー 012SLなどもありますが、ジャッカルの公式ホームページの青物カテゴリの欄にも自分が見た限りでは006や008も紹介されていて、
他にもSNSやブログで008でハマチ(ワラサ)クラスやサゴシなどの釣果をアップされているのをウェブ上で散見されます。
008で中型青物までなら十分狙えそうな感じです。
ライザーベイト008は飛距離もあって広範囲をサーチできるので青物のキャスティングゲームなどで使えるポテンシャルは十分に備えていると思います。
ライザーベイトは釣れないと言ってる人に伝えたい使い方のコツ
けっこうSNSでのライザーベイトに関するポストでたまに見かけるのが「ライザーベイト 釣れない」という愛好家の僕からするとなんとも悲しいワードが見られますが…
その人たちの使い方、使った場所などを聞いてみたときに
「それじゃ釣れないでしょ」
「こう使わなきゃ!」などなど…
あることに気づきました。
とにかくゆっくりただ巻き
ただ巻きといってもミノーやバイブレーションのそれとは違います。
水面を這わせていることをイメージしてスロー~ミディアムスローが鉄則!
波打っていようが凪だろうが水面バチャバチャアクションは変わらないので
そのまま水面を意識しながらゆっくりただ巻きに徹してください。
トップの釣りと割り切る!
難しいアクション入れなくていいからただ巻きでいいと聞いて=簡単に釣れそうなイメージを持っている人が多いと思いますが、
トップウォータープラグだということをお忘れなく!
ポッパーやフローティングペンシルを使ったトップゲームは早々簡単に釣れる釣り方ではありませんから、そこを踏まえた上でポイント選びや、時間も決めなければいけませんし、
投げて巻き続ける忍耐も必要です!!
トップはやはり水深がないほうが魚との距離も近いので釣りやすいです。水深が4m以下になるなるような河川や河口、
小さな港の堤防付近など、下げ潮、またはド干潮から上げはじめのときに狙ってみてください。
ちょっと投げただけで釣れない…なんて勿体ないですから。
まとめ
今回はジャッカルのライザーベイト008のインプレをしました。
慣れが必要なトップウォータープラグのアクションをそのまま簡素化し飛距離を同時に伸ばすことに成功した次世代型の新しいルアーです。
その突出した性能を最大限に生かすためには生かす場所、適した使い方を熟知するべきということを今回一番お伝えしたかったです。
以下に大事なことをまとめます
トップウォーターゲームのルアーだということを忘れない
※(そんなすぐに釣れない)
できるかぎり水深の浅いシャローで
これまでになかったトップウォーターゲーム可能な珍しいルアーなので一味違った楽しみ方が出来るはずです。