青物のシンキングペンシルおすすめ!ショアキャスティングゲームの強い味方10選

ショアの青物用シンキングペンシルのおすすめをご紹介いたします!

近くショアからドデカい青物を対象にしたキャスティング(プラッキング)ゲームで使うルアーの中でもとりわけ出番が多いと感じる必須のアイテムです。

ショアジギングと異なる青物に絞ったシンキングペンシルの使うことによる利点やおすすめを解説し、最後に適したタックルの選び方までご案内します。

ショア青物でシンキングペンシル使う利点

ショアからでも格好のターゲットなっている青物ですが、そのほとんどはメタルジグをつかって釣るライトジギングが主流です。

そのときジグの激しい動きには反応しない状況などにもう少しアピールが控えめなルアーが欲しい場合にシンキングペンシルはかなり有効になります。

実際メタルジグの派手な動きを嫌うような状況では波動の強いウォブリング系のミノーに交換してもスレが早まるだけで食ってこないときもあり、そんな状況ではシンペンの右に出るものはありません。

ショア青物で選ぶシンキングペンシルの利点をざっくり挙げてみると…

●ナチュラルなアクション
●ジグ並みの飛距離
●アングラーの意のままに操作が可能

と、こんな感じになります。

最後の「アングラーの意のままに操作」というのは、青物狙う場合のシンキングペンシルの使い方はほぼほぼただ巻きがメインですが、沖の潮目であったり海中のブレイクラインの近くで1点ジャークを入れたりすることも可能ですし、

またダイペンを使用すればダイブさせながらリトリーブしてくることも可能です。

青物釣りの引き出しの幅が大きく広げられるため、ショアジギングのルアーローテーションの合間にも使ってみることをおすすめします。

シンキングペンシルでショアから釣れる青物

シンキングペンシルを使用したショアキャスティングゲームで対象となる青物は地域や、その場所に回遊してくる種類でも変わってくるため断言することは難しいけど、

おおよそ各地で釣れる青物はだいたい…

●ブリ
●ヒラマサ
●カンパチ
●シイラ
●カツオ

日本海側の北陸、山陰、佐賀県や、太平洋沿岸沿いの地域ではこれらのターゲットを釣ることができます。

これだけショアから大型の青物が釣れるとしたらシンペンは使わない手はありませんね。

余談になりますが、ちょっと瀬戸内海ではヒラマサとカンパチは厳しいです。

愛媛の南端や大分県あたりまで下がらないと釣れないです。しかもカツオなんて皆無でしょう。内陸部で釣れるのはブリ、サワラです。

青物シンキングペンシルおすすめ

それではここから青物に特化したおすすめのシンキングペンシルをご紹介いたします。

オフショアのジギング用は除外して、ショアジギングのルアーローテに加えられるショアキャスティング(プラッキング)ゲームの青物用をセレクトし、

実釣経験のあるものだけをピックアップして厳選した8つをご用意しました。

シマノ コルトスナイパー ロックフラット 150S ジェットブースト

シマノのルアーでショアキャスティングに対応しているものは「コルトスナイパー」シリーズから選びましょう!ちなみに「オシア」の名がついているものは、オフショアに特化したもので仕様が異なりショア青物の選択肢からははずしたほうが無難です。

その中でも足場の不安定なロックショアでの扱いやすさを充実させた、リトリーブのみでトップと水面直下の両方を一つのシンペンで使い分けできる良さは特筆すべき点です。

全長:150mm 重さ:67g フック:#2/0

シマノ コルトスナイパー ロックスライド 140S

ショアからのビッグ青物ゲームのために専用設計されたシンキングペンシルがこちらのロックスプラッシュ!特に青物が好む長くワイドなスライドを得意とし、ヘッド上部が平面となっているリップ形状ヘッドで水嚙みをよくして浮き上がりを抑え、レンジキープ力が高められています。

これによってテンションを掛けたままのフォール中にバイブレーション波動を起こしフォール中にもアピール!フォールで気づかせて任意のレンジに到達したらスライドアクションで誘います。

全長:140mm 重さ:56g フック:#2

マリア ラピード F130

「シーバスタックルでも使える」というキャッチコピーとともにデビューしたライトショアキャスティングゲーム対応のラピードF130

アピール力は同じマリアのローデッドのほうがありますがラピードはスリム形状になってやや振り幅の狭いアクションで食わせ能力を向上させています。下で紹介するリライズで寄せてきてラピードで食わせる!といった釣り方も可能です。

もちろん重さも30gと、触れ込み通りMH以上のシーバスロッドでも投げることが可能です。

全長:130mm 重さ:30g フック:#1

マリア リライズ S105

堤防やサーフからでもキャストしやすいようにサイズを小型化したシンキングペンシルで、

マリア自身が考案者でもある活性の低いボトムに着いたままジグでは食わせきれない状況で有効になる「誘い上げ」メソッドがやりやすい設計になっています。

全長:105mm 重さ:40g フック:#2

ダイワ ソルティガ ラフライド 140F

ショアの青物で自分がおすすめするシンキングペンシルの中で最長サイズの大型シンペンです。これまでアピール系シンペンとしてド定番であったマリアのローデッドと迷いましたが、今のおすすめはこちらラフライド

ただ巻きでもイヤらしいほど強アピールのウォブンロールをしもちろんダイビングアクションにも対応

それだけなら、普通なのですが、なんといっても空気抵抗をも低減させるゴルフボールにヒントを得たディンプルボディで飛距離も望め、しかも最近自分のお気に入りのシングルフック仕様。最高です!!ちなみにヒラマサチューンはトレブルフックになっています。

全長:160mm 重さ:45g フック:極太軸#1/0

ダイワ ソルティガ カドラー 160F

海のモンスターを追い求めて世界中を渡り歩く瀬川 良太プロの監修によるダイビングペンシル。

テールのきゅっと締まったスリムなフォルムは強風や横風でもバランスを崩さない飛行姿勢を安定させ飛距離を稼ぎ、波が高く風邪の強い荒れた水面下などラフコンディションでもしっかりと泳ぐをする設計になっていて、アクションはボディ全体を幅広くつかって動きまるで螺旋を描きながらのS字アクションで遠くの魚もおびき寄せてきます

全長:160mm 重さ:50g フック:#2/0~3/0

ダイワ オーバードライブ レーザーインパクト 120S-LI

ダイワの超ぶっ飛びヘビーシンキングペンシルに、3Dにマルチ反射構造が内蔵されたレーザーインパクトが搭載され、アクションとシンクロするフラッシング効果だけでなく、昼夜問わず、イワシなどのベイトが泳いでいるときのわずかな反射光による明滅を再現してくれます。

超スローリトリーブでも大きくテールを振るスイングアクションも、食い渋る個体にも効果テキメン!逆にファストリトリーブだとイレギュラーなローリングアクションに変化します。

またフォールも水平姿勢を維持しているので、青物のみならずシーバスやフラットフィッシュも好反応を示します。

全長:120mm 重さ:45g フック:#4

マングローブスタジオ ソルアズーラ・アトゥーラ ヘビー 120H

近海の青物が好んで捕食する超小型ベイト”カタクチイワシ”の動きをイミテートしてつくられたシンキングペンシルがアトゥーラです。ただ巻きで海面を滑らせるだけでも左右へ逃げ惑う動きで猛烈に捕食者にアピール!

また、フォールも水平姿勢のままピクピクと弱った瀕死の状態のベイトを演出しリアクションバイトを誘発します。

サイズとタイプは90S,120S、120Hと3種類揃えられており、中でも向かい風をも切り裂く飛距離と遠くかなたのナブラも射程距離範囲内に収める、ヘビーシンキングの120Hがおすすめです。

全長:120mm 重さ:47g フック:#1

デュエル ハードコア モンスターショット 110mm

サーフからの青物狙いではこれとあともうひとつダイペンを用意しておけばほかに何もいらないのではないかと思ってたくらい信頼度が高く長い間愛用していたおすすめシンペンです。

スリムな形状でスキッピングアクションを得意としています。

サイズが4種類用意されていますが、おすすめのサイズは110mm。一段大きい125でもいいけど、大型青物には小さい80と95はおすすめしません。

全長:110mm 重さ:50g フック:#2

ジャンプライズ かっ飛び棒 130BR

こちらもサーフゲームなどで定評のあるかっ飛び棒も青物用としても十分すぎるくらいに釣果を伸ばしてくれるおすすめのシンキングペンシルです。

ジグ並みの飛距離があるためとにかく遠くへスローアクションなルアーを送りたい場合はこちらがおすすめです。

全長:130mm 重さ:38g フック:#3

シンキングペンシルでショアから青物狙う場合のタックル

青物を狙うシンキングペンシルを使った釣りではサイズも大きく重たいものをキャストして釣るので当然のことながらタックルもそれ相応のものが必要になってきます。

こちらでは青物シンキングペンシルで釣るのに適したタックルの選び方を解説していきます。

ロッドはMH以上のキャスティング専用ロッド

青物用のシンキングペンシルの使用を前提にするのであれば、ロッドの硬さ(タイプ)はMH以上がおすすめです。

青物に専用設計されたシンペンは自重が重く、Mクラス以下のロッドではキャストした際にロッドが耐え切れず折れてしまうからです。要するにキャストが可能なロッドのルアーの許容重量が足りないということになるからです。

このため目安としてMH以上がおすすめです。シンキングペンシルを使い大型青物を狙うとはじめからわかっている場合にはMHよりも上のHクラスやXHでも問題ないです。

自分の経験上ではヒラマサなどが掛かってからの取り込みのことも考えるとHクラスでもいくらいです。

リールは4000番以上

おそらくこの記事をすでにお読みの方のほとんどはシマノかダイワのリールを選んでいることと思います。剛性感や信頼度が違いますから…。

この両者どちらにしてもシンキングペンシルまで用いて青物を使う場合のリールの番手は4000番以上をおすすめします。

ここで紹介したおすすめのシンペンを使う場合ならライトショアジギングの部類に入るので4000番、もしくはシマノのC5000番クラスで十分事足りると思います。

100g以上のメタルジグを使うジギングやってる人はすでにそれ以上のものをお持ちでしょう。

PEラインも太く

シンキングペンシルで青物狙う場合のPEラインの太さを考える場合、釣りをするポイントにもよりますが3号がおすすめです。

太過ぎると感じる方もいると思いますが、本気でブリやヒラマサを狙う場合には4号でもいいくらいです。

大型の青物ほど回遊してくる場所と言うのは足場の高い磯の釣り座です。いわゆるロックショアの釣りです。それを考慮すると3号はほしいところです。

シンキングペンシルをキャストして青物を取り込むので最低でも2号以上のPEラインにしておきましょう。

ショア青物のシンキングペンシルまとめ

青物シンキングペンシルいかがでしたでしょうか。ここまでご覧いただいた方はシンキングペンシルを使って釣るショアキャスティング(プラッキング)ゲームの楽しさが伝わっているかと思います。

メタルジグオンリーのショアジギングからさらに大型の青物を釣るための大道具のひとつだということもお解かりいただけたかと思います。

比較的大型の青物のみにターゲットを絞って狙いやすくなるのがシンキングペンシルのおもしろいところだと思います。

それだけパワーのいるロッドワークと魚を掛けてからのファイトなどアングラー自身の技量も試されるルアーではありますが、その分釣れた時の喜びもひとしおです。

これまで釣りあげた青物の記録を上回る自己記録更新も夢じゃないかもしれません。

これからショアでの青物狙いでさらならステップアップを図りたい人はぜひシンキングペンシルにチャレンジしてみてください!