ラトル入りエギのおすすめ!ラトルの効果とデメリットと有効な活用方法

エギのラトル入りの効果と得られるメリットとデメリットを解説します。

通常のノーマルのエギにラトルが入ったモデルは各メーカーが出していることからもわかるようにエギングで多用されるタイプのものですが用途が異なり突出した得意の釣り方があるためその分デメリットも存在しています。

最後におすすめのエギのラトル入りをご紹介。

また使い方を間違うと釣れないことにもあるため、釣れない時の対処法もお伝えします。

エギのラトル入りのメリット(効果)

ラトル入りのエギのメリット(効果)

エギのラトル入りには、さまざまな効果が得られます。使っただけで簡単に釣れるような魔法の道具では決してないので、そのもののメリットを知って使い方を考えて釣りをすることでよい効果が期待でき釣果アップに繋げることが可能です。

視覚以外の音で二重にアピール

エギングは「シャクる」というアクションすることでエギに動きを加えたり、エギが持つ、テープやカラーリングで視角に訴えたり、水押しによる波動を起こすことでイカにアピールするわけです。これが基本のエギのスタイルです。

さらに、ラトル入りはこれに加えて音で誘うことができます♪

イカには人間でいう聴覚が存在しませんが、「平衡胞」とよばれる器官で音を感じ取っているとされているため、音で誘い出すことも効果があり、通常のエギだけではアピール力が足りない時に使うとよいなどメリットがあります。

ナイトエギングや濁り潮に日に

この目から入ってくる外の見た目の視覚情報とはまったく別の間隔を刺激して、ほかとは異なるアピールを付加できることがメリットになるため、夜のナイトエギングなど、暗くて真っ黒な海中でもイカに気付かせることを期待できます。

また、濁り潮など水が濁ってエギが視認しずらい状況などにラトル入りを使うと効果的だと言われています。

濁った水や、暗がりでも目立ちやすい色と合わせることで、使い方次第で多くのメリットを得られます。

その日の活性を見るサーチベイトとして

まずポイントに付いたら”その日のイカの活性を見極めるためにアピールの高いものから投入”するやり方があります。

視覚にプラスして音でも誘い出せるエギのラトル入りを使うと、その日のおよその活性が判断しやすくなる効果が得られます。

活性が高いイカがいれば真っ先に抱いてきますし、アタリはあっても乗らないとか、アタリすら感じられない場合にはローアピールのエギへ徐々にチェンジしていくことで見極めます。

ただ、このやり方には賛否があって、最初からアピールの強いものを使ってしまうと、スレが早まってしまうことと、もし活性が低かったときには逆効果になってしまうのでメリットだけを上手に得るには、使い方に注意が必要です。

・アピール力が増す
・視覚情報が薄いときの補填に
・活性を見極めるサーチベイトに

エギのラトル入りのデメリット

過信は禁物!イカの持つ識別能力の大半は視覚
さすがに良いことばかりではありません。エギのラトル入りは、その突出した性能ゆえにもちろんのこと、デメリットも存在します。

「音」による効果があることがわかりましたが、イカにはもともと人間でいう耳から音を聞き分ける聴覚がなく、「平衡胞」という器官で音を拾っているとされており、目はカメラ並みの解像度で立体視も遠近感も視覚から得ることができることがわかっていますが、それら視力などの能力と比べると音の判断情報はわずかで、音を拾える範囲はあまり広くないと考えられています。

そのため特異な視覚を中心に、嗅覚、触角での判断が優先されているのは明らかであり、音のアピール効果はそれほどないとも言われています。

スレが立ちやすい

先にもお伝えしたとおり、真っ先にこれを使うことで得られる効果もあるものの、その場のポイントを早く終わらせてしまう原因になることもありえるのが、エギのラトル入りのデメリットのひとつでしょう。

アピールが強い目なので、いかに活性が高いイカがいて、釣れていたとしてもその場にいるイカをスレさせてしまうのが早まってしまいます。使い続けることでいわゆる”場を荒らしてしまう”ことになります。

低活性時には逆効果

また活性が高ければ、真っ先に気づかれるので釣れる確率は格段にアップしますが、活性が低いイカには、かえって逆効果です。

そもそも活性が低いときは、エサを必要としていない=お腹すいていないので、目の前にエサぶら下げられても見向きもしなければ、アピールの強いエギが近くに来たら嫌がって逃げてしまいます。私たち人間も、お腹いっぱい食べて眠いなぁ~なんて思ってるときに宅配ピザ持ってこられても、うっとおしいだけで逃げたくなりますよねw それと同じですww

エギのラトル入り自体のデメリットというよりはアングラーの使い方で悪くもなるという典型的な例です。

・期待するほど効果を感じない
・スレるのが早い
・活性が低い状況ではデメリットが大きい

エギのラトル入りで釣れない時の対処法

大事なローテーションするという視点
ラトル入りエギは使い方によってノーマルのエギよりも釣れやすくすることも出来るし、釣れないまま終わらせることも出来ます。エギのラトル入りは釣れないと言われることも多いのが事実です。

エギのラトル入りは釣れないとなるのは”アピールが強い=釣りやすい”と、そこばかりに捉われてデメリットをちゃんと把握していないことに原因があります。

使っても釣れない状況のときには、必ずエギをチェンジして様子を伺うことが大切。

少しずつローアピールのものへローテーションしていく選び方もありますし、ラトル入り、なしのほかにもエギをおおまかに分割しないで、カラーや、形状、ダートかノーマルかなどアクションや、シャロータイプか、ディープタイプかなど、違いを点で見ながら、少しずつ変化させていくことが一番の対処法になります。

もっと、具体的にいうと同じラトル入りのエギでも、色だけ変えてみるとか、そこを省いて一気にラトルなしにローテしてしまってはもったいないです。あとはレンジとか、探るエリアも同じエギで少しずつずらして探ってみることも大事です。

・効果が得られなければ即チェンジ
・すぐにラトルなしに変えるのではなく、徐々にトーンダウン
・ルアーの違いを点で見てローテーション

ラトル入りエギのおすすめ

ここからは私が厳選した、おすすめのラトル入りエギをご紹介します。

ヤマシタ エギ王LIVE サーチ

ラトル入りのエギで、いちばん私の中で実績がある…(というかこれ使う頻度が高いww)一押し!! 夜活性が高い状況の時に、最初に投入すると応えがすぐに出ます。

アオリイカが聞きとれる音の周波数に合わせて、音の鳴るボディとラトル素材を一から見直し開発されたもの。初心者の方が使い方に迷ったら、これの2.5号を秋イカシーズンで使ってみて!効きます!

デュエル イージーQ キャスト 喰わせ ラトル

ライブサーチと並んで多くの方が実績を叩きだしている、人気がある優秀なエギのラトル入りバージョン。

イージーQ の脚がまるでエビのようにパタパタ動くアピールにラトルのアピールを加えた最強食わせエギ

デュエル イージーQ ダートマスターラトル

音とパタパタ脚波動を得ながら軽快なダート性能を併せ持つアクティブ系。

上のキャスト 喰わせ ラトルと同じく、このシリーズのラトル入りエギはエビが尾を曲げ、逃げる際に水中に響くサウンドが再現されています。

ダイワ エメラルダス ラトル タイプ(SもしくはR)

ラトル入りの2タイプ。Sは、スロー(slow)のS、でシャローや親イカが居そうな藻場の上などを引いてこれるエギに音アピールを追加したいときに。

Rは、リアクション(Reaction)のR、素早く潜るディープタイプで、キビキビとアングラーの意のままに反射的にダートさせることが可能なタイプ。使い分けができるので2種とも持っておきたいエギです。

シマノ セフィアクリンチ フラッシュブースト ラトル

エギのラトル入りはそれだけで、波動、カラーのほかに音のアピールが加わるが、セフィアクリンチには

フラッシュブーストでさらに「光」のアピールが加わる。待ちではなくどちらかというと攻め。

ハヤブサ 超動餌木 乱舞 V3 RATTLE (ラトル)

ディープの薄暗い中でも音で存在を気づかせるラトル入りエギで、スリムボディでキレのあるダートが可能

カンナにはモンスターアオリにも耐えうるストロンガーフックが採用されています。

まとめ

いかがでしたか?ノーマルタイプやダートタイプなど通常のエギでも十分釣れますが、ここぞという場面で次の一手になりえるラトルの音でアピールできるエギを紹介してきました。

使いどころはあまり多くはありませんが、使い方次第で釣れていない状況を打破するための引き出しとして有効活用できます。1軍ではなくてもここ一番に頼りになるエギに成り得る特性を秘めていますから、。これまで、抱かせることができなかったイカにもアピールでき、釣れていなかった状況でも釣果を持たせてくれるかもしれません。1軍にはならなくても、ぜひローテーションに加えてみてはいかがでしょうか