ダイワ 紅牙Xをインプレ!ダイワのタイラバエントリーモデルの力量を実釣検証

ダイワのタイラバエントリーモデルのロッド紅牙Xはのインプレです。見た目も艶やかで好印象のタイラバロッド紅牙シリーズの最新モデルXの紹介です。実際に購入して何度か船上から基本のバーチカルにタイラバしてみた感想をお伝えします。コツコツとした繊細なアタリも逃さずフッキングに持ちこめる繊細さとパワーは本当なのか実証しました。

ダイワ紅牙Xの特徴

ダイワが誇るきれいな真鯛の紅色をイメージして名付けられたブランド紅牙シリーズのエントリーモデルとして開発、販売されているモデルが【紅牙X】になります。

タイラバをはじめ一つテンヤなど真鯛釣りに必要な基本性能を網羅し、入手しやすい価格帯に抑えられたコストパフォーマンスの高いプライスゾーンが魅力となっているモデルです。そのため初級者の方や、中級者以上の方の予備機として最適なシリーズになっています。

ダイワのブランクスのねじれを防止するブレーディングXの採用や、今やあたりまえののように採用されているスパイラルガイドセッティングなど、とても価格を抑えた廉価版とは思えない技術も盛り込まれていて、ダイワさんという信頼のおけるメーカーブランドとの相乗効果で価格以上の安心感をもたらせてくれるロッドに仕上がっています。

今回インプレに使用したモデル

今回インプレに使用したモデルは69HB-S

僕のメインフィールドである瀬戸内海の近海~四国寄りの深場までも想定して、紅牙Xシリーズのちょうど中間にあたる汎用性の高いスタンダードモデルを選びました。

浅瀬の近海はもちろん、ディープや潮流の速い場所やドテラ流しにも対応できるモデルとなっています。ちなみに実売価格は10,000円を切ります!!

ダイワ 紅牙X 69HB-S

長さ(ft/m)自重(g)ルアー(g)適合PE(号)
6.9/2.0610945~2000.6~1.5

紅牙Xをインプレ

このロッドおすすめの理由は一言では説明できないので、ここからは実釣した際の僕なりの感想を記していきます。

見た目

シマノ紅牙Xタイラバロッドインプレ


身姿も美しく、引きも抜群、食べても美味しいと三拍子揃った海の王様と称されたマダイに、
敬意を表し真っ向から挑もうとダイワが開発したマダイ専用のシリーズ「紅牙」から2015年に6月に発売された紅牙X。

まず選んだ理由は値段。ダイワのロッドでタイラバしかも紅牙で一万円前後なら思わず買ってしまうこと間違いなしですね。

見た目もカッコよくて二重丸。そして気になる使い心地は…。

リールシートとグリップ感

リールシートとグリップ感|紅牙X、インプレ

まずはリールをセットしてみて握ってみますがトリガータイプのリールシートがリールをガッチリホールド。

パーミングしてもずれたりすることなく手元を固定しやすくタイラバ(鯛ラバ) で大事な「一定の巻きとり」をアシストしてくれます。

このへんの剛性はさすがダイワと言わざる負えないすばらしい仕上がり。コレがこの値段ですから納得です。

ガイド

ガイド|紅牙X、インプレ

ガイドはスパイラルガイドセッティング。このエントリーモデルでも今やこれが当たり前のように搭載されているのは本当にありがたいですよね。

真下に落とす基本的なタイラバのバーチカルな釣りに、このラインがスムーズに流れるように落ちていくガイドセッティングングは非常に恩恵を受ける要素が大きいと思います。

ガイドの引っ掛かり=抵抗が少なくなる分、タイラバ自体の不自然な動きを抑え、自然な動きが可能になってくるので底で目で追い待ち構えている真鯛にも違和感を与えずに済みます。

タイプ

タイプ、ティップ|紅牙X、インプレ

今回インプレしているのが69HBで許容ルアーが45~200g。同じ紅牙Xの69MHB、ミディアムヘビータイプは許容ルアーが40~150g。

自分のホームは中国地方側の瀬戸内海でしかも近海なので水深が浅く良く使うは60~80gでそれ以上のタイラバはめったに使いませんから、69MHBでも使うヘッドの重さ的には十分なので、なので69MHBにしようかすごく迷いましたが、

僕の場合それなりの50センチ越えのマダイが釣れた時の力強いブランクスとバッドパワーも欲しかったので、実物を持ってティップをブンブン振ってみて結局69HBにしました。

パワーも兼ね備えたまま、この繊細なアタリまでキャッチしてくれる柔らか目のティップが絶妙です。「これならOK」と即決。

僕と同じような瀬戸内海近海で、初心者のかたが難なく釣りやすいのは69MHBの方だと思います。

バッドパワー

パワー|紅牙X、インプレ

ブレーディングXと呼ばれるダイワ独自の製法でブランクスのバッド部をカーボンテープでX状に締め上げることで、バッドが持つ本来の力をロスすることなくいかんなくやり取りで発揮させるためのネジレを防止。

同時に強度も保ちながら、このねじれが少ないことはロッドワーク=すなわち釣り手の

操作性も高めてくれるし確実に利き手の動きを伝達してくれる役割を持っています。

ダイワ紅牙Xインプレ総評

価格を軸に捉えても、この決して安っぽくない見た目と、必要最低限…いやそれ以上にタイラバに必要なロッドに求められる基本性能が詰まっていると感じたので、コスパは非常に高いと思います!

それゆえにこれからタイラバをはじめようと思う初級者の方にも、釣りはするけどたまにしかタイラバしないという釣り中級者以上の方でも納得できる1本です☆彡

言葉で言い表すのは非常に難しいですが、値段的にエントリーモデルですが僕のように他の釣りもたくさんしていて、時々タイラバするようなある程度釣りに対しての有識者でも、いずれ買い替えを前提としてたはじめの1本としてだけでなく、長く愛用も考えることができるタイラバ専用の安価なロッドの代表格だと感じました。

気になっていた方はぜひ、手に取ってその質感を感じ取ってください!

ダイワ 紅牙X 69HB-S