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【春の渓流釣り攻略】解禁日の基礎知識からルアー選び、服装まで徹底解説!

厳しい冬が終わり、山々に春の気配が漂い始めると、多くのアングラーがソワソワし始めます。そう、待ちに待った「渓流釣りの解禁」です。

透き通った水の流れ、冷たく澄んだ空気、そして何より美しいヤマメやイワナとの再会。春の渓流釣りは、他の季節にはない独特の緊張感と高揚感に包まれています。しかし、春の渓流は美しさの反面、厳しさも持ち合わせています。まだ低い水温、不安定な天候、そして動きの鈍い魚たち……。

「せっかく解禁したのにボウズ(1匹も釣れないこと)だった」「寒すぎて釣りに集中できなかった」という事態を避けるためには、事前の準備が不可欠です。

本記事では、初心者から中級者の方まで納得できるよう、「渓流の解禁日」の基本ルールから、春特有の服装選び、そしてルアーまで徹底的に解説します。

渓流釣りの「解禁日」~知っておくべき基本ルール

解禁日とルール|春,渓流釣り,服装,ルアー,釣り方

渓流釣りには、魚の資源保護を目的とした「禁漁期間」が設けられています。その期間が明け、釣りが許可される最初の日が「解禁日」です。

全国の解禁時期と漁協の役割

日本の多くの河川では、3月1日に解禁日を迎えるのが一般的です。しかし、地域や河川によっては2月中に解禁するところもあれば、雪深いエリアでは4月まで待つ必要があるところもあります。

ここで重要なのが、各河川を管理している**「漁業協同組合(漁協)」**の存在です。漁協は稚魚の放流や川の整備を行っており、私たちはその恩恵を受けて釣りを楽しむことができます。そのため、釣行前には必ず「どの河川がいつ解禁するのか」を漁協のホームページやSNSで確認しましょう。

遊漁券(入漁証)は必須

渓流で釣りをするためには、遊漁券の購入が義務付けられています。これを持たずに釣りをすることは密漁となり、厳しい罰則の対象となるだけでなく、フィールドを守る活動を妨げることになります。

日釣り券: その日1日だけ有効な券(1,000円~2,000円程度)
年券: シーズン中何度でも使える券(5,000円~10,000円程度)

春の渓流釣りの服装

服装|春,渓流釣り,ルアー,釣り方

寒さと結露を制するレイヤリング

春の渓流釣りの服装は、実は釣果に直結する非常に重要な要素です。なぜなら、春の山は下界よりもはるかに寒く、体が冷えると集中力が削がれ、精密なキャストができなくなるからです。

基本は「3層構造(レイヤリング)」

春の渓流は、朝晩は氷点下近くまで冷え込み、日中は日差しで汗ばむという寒暖差が激しい環境です。以下の3層を意識しましょう。

ベースレイヤー(吸汗速乾・保温)

綿素材は厳禁です。汗をかいた後に冷える「汗冷え」は命取りになります。ジオライン(モンベル)やメリノウール素材のインナーなど、速乾性と保温性を両立したものを選びましょう。

ミドルレイヤー(断熱)

リースや軽量なダウンジャケット、厚手のネルシャツなどが適しています。空気の層を作ることで体温を逃がさない役割をします。

アウター(防水・防風)

ゴアテックスなどの防水透湿素材のレインウェアがベストです。冷たい風を遮断しつつ、内側の蒸れを逃がしてくれます。

ウェーダーの選び方

春の冷たい水に立ち込むため、ウェーダー選びも慎重に行いましょう。

ネオプレン製

3月上旬などの極寒期には、潜水服と同じ素材のネオプレンが圧倒的に暖かいです。

透湿素材(ゴアテックス等)

4月に入り、よく歩く釣りをする場合はこちら。ただし、内側に厚手のフリースパンツやパイルソックスを履かないと、水温で足が凍えるように冷たくなります。

春の渓流ルアーおすすめ

ルアーおすすめ|春,渓流釣り,服装,ルアー,釣り方

春の魚は、冬を越したばかりで代謝が低く、激しく動き回ることができません。そのため、夏の釣りと同じような「激しいアクション」は逆効果になることが多いのです。

スプーンは春の最強ルアー

春の渓流釣りルアーの筆頭に挙げられるのがスプーンです。 ミノーよりもゆっくりと、かつ魚のいる深い層(ボトム)をトレースできるからです。3g~5g程度のスプーンを、流れに乗せて転がすようにゆっくり引いてみてください。キラキラとしたフラッシングが、目の前を通る獲物に我慢できなくなった魚のバイトを誘います。

スミス・ピュア

「渓流スプーンの代名詞」とも言える不朽の名作です。計算し尽くされた絶妙な曲面設計により、超デッドスローでもしっかりと水を掴んで泳ぎます。水温が低く、魚の動きが極めて鈍い早春の釣りでは、この「ゆっくり引ける」という性能が最大の武器になります。初心者でも扱いやすく、まずは持っておきたい最初の1枚です。

ダイワ チヌークS

長年多くのアングラーに愛されている、高い遠投性能と安定した泳ぎが特徴の定番スプーンです。肉厚なボディ設計により、増水した春の強い流れの中でも浮き上がりにくく、狙ったレンジを確実にトレースできます。特に深場の底に潜む大物を直撃したい場面で威力を発揮し、そのフラッシングは遠くの魚にも強くアピールします。

アングラーズシステム バックス

独自のフロントワイド形状が特徴的な、ボトム攻略に特化したスプーンです。通常のスプーンとは逆の「カップ側から引く」ような設計が、浮き上がりを抑えて深い層にルアーを留めます。足元が急に深くなるポイントや、激しい流れの底に魚が張り付いている早春の厳しい状況下で、誰よりも深く、長く魚の目の前を通せる逸品です。

フィールドハンター ディープオン

深場の攻略をコンセプトに開発された、強い波動を生むディープカップスプーンです。水流をしっかりと捉える深い形状により、低速リトリーブでも力強くアクションし、活性の低い魚の捕食本能を刺激します。雪代が入って水が濁り気味の時でも、その力強い動きと振動で魚に存在を気づかせることができる、春に頼れるルアーです。

ミノーの使い分け

ヘビーシンキングとサスペンドを上手に使い分ける
ミノーイングを楽しむなら、以下の2種類を使い分けましょう。

ヘビーシンキングミノー

自重があるため、増水した春の流れでも素早く底まで沈めることができます。底に沈んでいる魚の鼻先で小刻みに震わせるのがコツです。

スミス D-コンタクト 50

ヘビーシンキングミノーの火付け役であり、今なお頂点に君臨するルアーです。独自の「慣性スライド」アクションは、トゥイッチ後のわずかな瞬間に魚の口を使わせる「食わせの間」を生み出します。自重があるため深場へ素早く到達し、低活性な魚をリアクションバイトで引き出す能力に長けており、春の渓流には欠かせない存在です。

パームス アレキサンドラ 50HW

フラットサイドボディによる強烈なフラッシングと、鋭いダート性能が魅力のミノーです。特に「止めた時の沈下姿勢」が素晴らしく、バックスライドしながら沈む動きは、追う元気のない春の魚に対しても絶大な効果を発揮します。狭いピンスポットでもしっかりとアピールできるため、障害物周りに潜むイワナ狙いにも最適です。

メガバス GH44 BAT A FRY(バタフライ)

超高ピッチなロールアクションが特徴の、レスポンスに優れたマイクロミノーです。独自のオフセットリップにより、着水直後から素早く泳ぎ出し、短い移動距離の中で何度も魚にアピールできます。早春の小さなベイトや羽化直後の水生昆虫を意識しているシビアな状況下で、その繊細かつキレのある動きが勝機を引き寄せます。

サスペンドミノーやクランク

「止まる」アクションが可能なルアーです。追う元気がない魚に対して、ルアーを止めて「食わせの間」を作ってあげると、思わず口を使ってしまうことがあります。

タックルハウス エルフィン シケイダーS

「エルフィン シケイダーS」は、春の水生昆虫を意識する魚に効く虫系ルアーの決定版。シンキング設定を活かし、低水温期にトラウトが潜む深場をダイレクトに攻略可能です。高ピッチな振動がミノーを見切るスレた個体に強烈にアピール。解禁直後のシビアな状況を打破する貴重な切り札となります。

春のルアーのカラー

春は雪解け水(雪代)が入り、水がわずかに濁ることがあります。そんな時は、視認性の高いゴールド系やアカキン(赤金)、チャートカラーに実績があります。逆に、水が澄み渡っている時は、魚を驚かせないシルバー系やヤマメカラーなどのナチュラル系を選びましょう。

春の渓流の釣り方

早春(低水温期)

水温が低く魚の活性が低いので、ヘビーシンキングミノーやスプーンでボトムを狙い、スローにネチネチ誘うのが基本となります。

日中(水温上昇時)

水温が上がってきたら、魚が上ずってきたら小さいルアーにチェンジし、浅いポイントを丹念に探ることもひとつの手段です。

攻略のキーとなる「水温」と「ポイント選定」

水温5℃〜8℃の壁

一般的に、水温が5℃を下回るとヤマメやイワナの活性は極端に低くなります。8℃を超えてくると、ようやく魚はエサを求めて動き始めます。 水温が低い時間帯は、流れの速い「瀬」には魚はいません。

水深があり、流れが緩やかな「淵(ふち)」や「とろ場」の底にじっとしています。

雪代(ゆきしろ)への警戒

4月頃になると、気温上昇に伴い山の積雪が溶け出す「雪代」が発生します。これが川に入ると、水温が急低下し、さらに増水と濁りが発生します。こうなると非常に釣るのが難しくなるため、天気予報だけでなく、上流の積雪状況にも注意を払いましょう。

春の渓流特有の安全策

最近はクマの出没のニュースを多く見ます。

春は冬眠から覚めたクマが活動を始める時期です。熊鈴の着用はもちろん、爆竹やクマ除けスプレーを携帯するなど、「ここは大丈夫だろ」などと、過信せず、危険を予防できる万全の対策をするよう心掛けてください。

まとめ

春の渓流釣りは、「解禁日」のルール把握、万全の「服装」での防寒、そして低活性を意識した「ルアー」という3つのポイントを押さえることで、その難易度はぐっと下がります。

厳しい自然の中で、宝石のように輝く1匹を手にした瞬間の感動は、何物にも代えがたいものです。ぜひ、しっかりと準備を整えて、最高のシーズンインを迎えてください。

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